放射線室

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部門紹介

放射線室

放射線室は一般撮影、CT、MRI、超音波、骨密度測定、消化管造影検査を中心に行っています。検診部門では充実した内容の人間ドックメニューをNTT社員、地域の事業所や一般の方へ提供しています。また函南町住民検診ではCTによる肺がん検診、マンモグラフィ、骨密度測定を提供しています。
私たち放射線技師は、最良な画像を提供し安心、安全に検査をうけていただけるように日々努力しています。検査にあたりご不明な点がありましたらお気軽にお尋ねください。

放射線室受付

検査・機器紹介

【CT検査】

CT検査はX線を身体の周囲から回転させながらあて、身体を透過したX線データをコンピュータで計算し、身体の断面像を表示します。断面像をもとに3次元(3D)画像を得ることもできます。

検査中は台の上に寝ていただきます。胸部単純CT検査の場合は、呼吸のアナウンスがありますので10秒ほど息を止めていただきます。

所要時間は胸部単純CT検査で5~10分程度です。 令和2年に新しい装置を導入し、計3台のマルチスライスCT装置(64列)で検査を行っています。体内金属の影響を低減する技術や、2種類の異なる管電圧(エネルギー)を用いて、1度の撮影で2種類の画像を得ることが可能な技術など、多様なニーズに対応したCT画像を提供いたします。

  • 胸部CT画像

  • 胸部CT 3D画像

  • CT装置

【大腸CT検査】

当院の特徴のひとつである、大腸CTをご紹介します。標準的な検査である大腸内視鏡とは異なり、カメラを挿入せずにCTで行う検査です。肛門より専用のカテーテルで炭酸ガスを注入し大腸を拡張させて撮影します。検査時間は15分程度です。人間ドックを受診される方は大腸CT検査を行うことができます。ご希望の方は、人間ドック受診時に『大腸CT希望』とお伝えください。大腸CT検査の認定資格を取得した経験豊富なスタッフが対応いたします。

大腸CT検査数の推移(20244月現在

2021年度からは年間約20003000件ほど検査を行っております。

【MRI検査】

MRI検査はX線を使用せず、磁石と電波を使用して信号を得て、高いコントラストの身体の断面像を表示します。検査中は、ガンガンと機械音がしますが、寝ている間に検査は終わります。所要時間は頭部MRI検査で20分程度です。

安全に検査を受けていただく為、検査着に着替えていただきます。

当院では1.5TのMRI装置で検査を行っております。

※ T(テスラ)は磁場強度の国際単位 

MRI検査は磁石と電波を使用しますので、通常は人体に影響が少ないと言われています。ただし、次のような方は検査を受けられないことがありますので、担当医または検査スタッフにお知らせください。

  • 手術やケガなどで体内に金属がある方
  • 心臓ペースメーカや刺激電極などを身につけている方
  • 閉所恐怖症などで、狭いところが苦手な方
  • 妊婦、または妊娠の可能性がある方
  • 頭部MRI画像

  • 頸部MRI画像

  • MRI装置

【US検査】(エコー検査)

US検査はX線を使用せず、人が聞くことが出来ない音を使用して、臓器や血流などの画像を表示します。

検査は超音波を通し易くするために、検査用ゼリーを塗って行います。プローブという機械を身体にあて検査部位によっては息を止めて頂きながら検査をします。

腹部検査では食事を抜く、尿をためるなどの注意点があります。

所要時間は20分程度です。

  • 頚部US画像

  • 腹部US画像

  • 超音波装置

【一般X線検査】

一般X線検査はX線を使用し、胸部、腹部や骨などをモニターに画像として表示します。

 検診などで撮影する胸部写真では肺を目的にした撮影で肺炎、肺がんや結核などを診断することができます。そのほかに心臓の大きさなども評価できます。整形部門では骨を対象にした撮影で骨折、骨腫瘍や骨の変形などを観察します。

2015年にフラットパネルディデクタ装置(FPD)が導入されました。FPDにより従来のCRシステムより被ばく線量を低減しながら高画質な画像を提供いたします。

  • 胸部X線画像

  • X線撮影装置

  • X線撮影装置

【マンモグラフィ検査(乳腺X線検査)】

2013年にFPD型デジタルマンモグラフィ装置が導入されました。本装置では、世界最小画素サイズ50μmを実現しており、乳腺内をより見やすく、病変部(石灰化、腫瘤)をより精細に描出することが可能となりました。また、受診される方の負担を軽減する、女性にやさしいソフトなデザインとなっています。
検査は、乳房を圧迫しながら撮影し、所要時間は10分程となります。乳房を圧迫する際に痛みを感じることもありますが、圧迫している時間は15秒程です。
次のような方は検査を受けられない事がありますので、担当医または検査スタッフにお知らせください。

  • ペースメーカー、シャント等、胸部に人工物が入っている方
  • 乳房、胸部に手術歴がある方
  • 豊胸手術(ヒアルロン等含む)をされた方
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方
  • 授乳中および断乳後6ヶ月以内の方

乳腺撮影装置

【骨密度検査】

骨密度検査は、骨の強さを調べる検査です。

検査は、骨粗鬆症(加齢などにより骨が弱くなる全身疾患)による危険群を見つけるリスク評価と骨粗鬆症の診断、治療効果を判定するモニタリングがあります。

検査部位は腰椎、股関節、前腕です。

心配な方や関心のある方は、主治医にご相談ください。また、骨密度検査は人間ドックでも行っております。

骨密度検査装置

認定資格について

放射線室では、最善な医療を提供するために、様々な認定資格取得を推奨し、積極的に自己研鑽に励んでおります。

・大腸CT検査技師(日本消化器がん検診学会)

・大腸CT専門技師(日本大腸CT専門技師認定機構)

・肺がんCT検診認定技師(肺がんCT検診認定機構)

・検診マンモグラフィ撮影技術認定(日本乳がん検診精度管理中央機構)

・XCT認定技師(日本XCT専門技師認定機構)

・救急撮影認定技師(日本救急撮影技師認定機構)

・放射線管理士(日本診療放射線技師会)

・第2種放射線取扱主任者(原子力規制委員会)

放射線室からのお知らせ

  • 放射線室では検査前の2点確認(氏名、生年月日)を実施しております。ご協力お願いいたします。
  • 検査時、画像の妨げになる物を外して頂く場合や、検査着への着替えをお願いすることがありますのでご協力をお願いいたします。
  • 一般X線検査、CT検査、骨密度検査などは、X線を使用しているため被ばくを伴う検査です。検査を指示する医師や実施する放射線技師も充分に考慮し、被ばく低減に努め検査を行っていますで安心して検査をお受けください。
  • 近隣医療機関からの検査依頼につきましても、可能な限り対応させていただいておりますので、地域医療連携センタにお問い合わせください。
お問合わせ <お問い合わせ>
放射線科
〒419-0193 静岡県田方郡函南町平井750
電話:055-978-3327 FAX:055-979-2896

※ FAXをご利用の方は、転送確認をお願いいたします。

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