院長ご挨拶 基本理念と基本方針 権利と責任

院長ご挨拶

 NTT東日本伊豆病院は旧伊豆逓信病院の創立以来長く歴史を刻み、地域リハビリテーションの理念を核として信頼される病院を目指して実践を重ねてまいりました。

 しかし、2020年のコロナ禍に始まる医療を取り巻く環境や地域課題の変化はいまや大きな波となって医療・介護、そして地域全体を飲み込む勢いとなり、地域医療の存続の危機を招きかねない事態になってきています。

 

 この変化の中、わたくしたち伊豆病院がこれからも安心な医療を提供し、地域とつながり、地域をつなぎ、貢献する医療機関であり続けるために新たな取り組みをスタートしてまいります。

 そのスタートにあたり、病院運営の指針を5年ぶりに改訂いたしました。

 『私たちは尊厳を大切にした全人的医療を実践します』という基本理念のもと、目指していく姿、ビジョンを『予防・治療・リハビリテーションの3つの力で地域に貢献します』といたしました。

 さらにそのビジョンの実現のために果たすべきミッションを『リハビリテーションで生活につなぐ』『人間ドックで健康増進につなぐ』と定め、病院の全スタッフで取り組みを始めました。

 

 伊豆病院の長い歴史の中で今までも多くの変革を重ねてきましたが、現在の喫緊の課題はわたくしたちに取って最大のチャレンジであると考えています。

 今後も地域に貢献できる人材を育て、良質で安全な医療の提供に尽力し、地域の医療機関や住民の皆さまから信頼をいただける病院として一層の成長をしてまいります。これからも当院のご活用とご支援・ご指導をいただきたく、心よりお願い申し上げます。

病院長の写真

NTT東日本伊豆病院長

安田 秀

伊豆病院の基本理念

私たちは尊厳を大切にした全人的医療を実践します。

  • 【なりたい姿(ビジョン)】

     ・予防・治療・リハビリテーションの3つの力で地域に貢献します

    【使命(ミッション)】

     ・「リハビリテーションで生活につなぐ」

     ・「人間ドックで健康増進につなぐ」

    【価値観・行動基準(バリュー)】

     ・心を一つに、職員一人ひとりが、主体的に

      1.対象者の生活の再構築を支援します

      2.質の高い医療を継続的に提供するために、採算意識を高めます

       ・対象者の尊厳と生活を守ります

       ・高い倫理観をもって行動し、専門職として学びつづけます

       ・一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組みます

       ・多職種で対象者とともに、目標に向けて協働します

       ・疑問をもち、課題解決に向けて創造的に考え抜きます

       ・常に業務改善の視点をもって行動します

       ・一人ひとりが責任をもって仕事を達成し、生きがいにつなげます

    伊豆病院における患者さんの権利と責任

      • 良質で安全な医療を受ける権利

        患者さんは、個人の尊厳が守られ生活の質に考慮した安全な医療を受ける権利を有します。

      • 十分な説明と情報を得る権利

        患者さんは、検査、治療、診断、病状経過について、十分な説明と情報を得る権利を有します。

      • 自己決定をする権利

        患者さんは、自分の自由な意思で検査・治療等を選択または拒否する権利を有し、他院を含めた他の医師の意見(セカンドオピニオン)を求めることができます。

      • 個人情報を保護される権利

        患者さんは、診療等で得られた個人情報について、保護される権利を有します。 

      • 診療情報の開示を求める権利

        患者さんは、自己の診療録の開示を求める権利を有します。

      • 自らの健康・疾病の理解に努める責任

        患者さんは、自らも医療者の説明、指示について常に理解しようと努め、自身の治療に共に取り組む責任を有します。

      • 病院環境や他の患者さんへ配慮する責任

        患者さんは、自らの言動で他の患者さんの受診や療養に影響を与えないことや、病院職員の業務に支障を与えない責任を有します。

    NTT東日本 医療センタ カスタマーハラスメントに対する基本方針

    ■はじめに

    一部の患者さん(ご家族を含む)から、「カスタマー(ペイシェント)ハラスメント」に該当する行為や、迷惑行為が発生している実情を踏まえ、これらの行為から職員一人ひとりを守り、安全で働きやすい環境をつくることが、質の高い医療提供につながるという考えのもと、「NTTグループ カスタマーハラスメントに対する基本方針」に準拠し、NTT東日本医療センタとしての対応指針を策定することといたしました。

    カスタマー(ペイシェント)ハラスメント・迷惑行為の定義

    患者さん(ご家族を含む)からの言動・要求のうち、当該内容に妥当性を欠くもの、または妥当であっても手段・態様が社会通念上不相当なものであり、職員の就業環境が害されるもの。

    ■対象となる行為
    【カスタマー(ペイシェント)ハラスメント】

    1.身体的、精神的な攻撃(暴行、傷害、脅迫、中傷、名誉毀損、侮辱、暴言)や威圧的言動
    2.
    過度な謝罪要求(土下座等)
    3.
    拘束的な行動(不退去、長時間の電話・居座り、監禁、何度も同じ説明をさせる・要求する)
    4.
    正当な理由なく当院施設内に立ち入る行為
    5.
    許可なく録音、および当院で働く職員や当院施設を撮影する行為
    6.
    差別的な言動、性的な言動
    7.
    当院で働く職員個人への攻撃や要求
    8.
    当院で働く職員等の個人情報を聞き出そうとする行為
    9.
    当院で働く職員の個人情報等のSNS/インターネットへの投稿(写真、音声、映像の公開)
    10.
    不合理、または過剰な医療提供等の要求
    11.
    正当な理由のない医療提供や金銭の要求、あるいは診療費の支払いを拒否する行為

    【迷惑行為】
    12.他の患者さんへの迷惑行為や、他の患者さんの診療等に支障をきたす行為
    13.
    危険物や、他の患者さん・職員に害を及ぼす可能性のあるものを持ち込む行為
    14.
    院内/敷地内での飲酒・喫煙
    15.
    故意に建物、設備、機器等を汚損するまたは棄損する行為

    上記の定義および行為例は、厚生労働省作成の「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」および日本電信電話株式会社作成の「NTTグループ カスタマーハラスメントに対する基本方針」に基づき策定しています。行為例は例示であり、カスタマー(ペイシェント)ハラスメント・迷惑行為はこれらに限定されません。

    ■発生した場合の対応
    カスタマー(ペイシェント)ハラスメントと判断される言動、迷惑行為が認められた場合は、他の患者さんや職員を守るため毅然とした対応を行うとともに、診療の基礎となる信頼関係が喪失しているものと見做し、緊急対応が必要かつ代替手段がない場合を除き、今後の診療等をお断りさせていただきます。
    悪質なものや犯罪行為と判断した場合は、警察や弁護士等の外部専門家と連携し、法的措置(被害届の提出・刑事告訴・損害賠償請求)等も含め厳正に対応します。
     

    【本件に関するお問い合わせ】
    NTT
    東日本伊豆病院 企画総務部
    TEL
    (055)978-2320

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