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血圧が気になる方へ

2022/07/12

健康コラム

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血圧が気になる方へ
管理栄養士 横山

皆さん、こんにちは、ここ静岡県の東部地域は、他の地域に比べ、血圧が高い方が多いことが以前から県の調査で指摘されています。栄養指導で食生活をお聞きすると、多くの方が漬物や干物など塩分の多い食事が好まれる印象を受けます。

塩分控えめの食事を心がけましょう

伊豆は、特産品の海産物の干物や塩蔵品、金山寺味噌など、おいしく塩分の多いものがたくさんあります。
高血圧の食事指導は、塩分は1日6g未満を目安に、患者さんと今の食事について、どのように塩分を減らせられるかを話し合い、干物(塩分1.5~2g)は生魚に変えて、塩を片面に振って、レモンの酸味で食べるなど、できそうな目標を一緒に立てていきます。
しかし、どうしても譲れない自家製の漬物(梅干し1個:塩分1~2g)や明太子(1/2腹:塩分3g~)、佃煮など、ご飯のお供が毎食たくさんあると、それだけでも塩分は多くなってしまいます。
そこで、漬物は、酢漬け(きゅうりピクルス:塩分0.2g、らっきょう甘酢漬け5個:塩分0.2g)に、味噌汁(塩分1.5g~2g)は1日1回に、麺類(塩分5~7g)の汁は残す、調味料は計量するなど、減塩の工夫をします。
さらに、1日のうち、1~2食は、塩分のある調味料を使わない料理を試してみてはいかがでしょうか。

取り組み例

  • 朝食がパン食なら、パンは、塩分が入っているので、塩分0gとはなりませんが、つけるものはジャムにして、スープ(塩分1~2g)はやめます。
  • ご飯食なら、味噌汁をやめます。
  • 飲み物は、牛乳や豆乳、食塩無添加の野菜ジュースやフルーツジュースなど。
  • おかずは、生野菜や蒸し野菜をそのまま又はレモンをかける。
  • メインのおかずは、塩を使わない玉子焼きや、納豆のたれは入れずに辛子だけで、豆腐は醤油をかけずに鰹節か、七味唐辛子や葱を乗せて。

そのまま食べられる果物や乳製品にすると、塩分はパンの塩分だけ(食パン6枚切り1枚:塩分0.8g)、昼食も同様にすると、かなり減塩ができますね。
これじゃおいしくない? 皆さんの、できる塩加減を探してみてください。

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